ロードバイクの組み立てに使用する簡易的な治具を作りました。英語ではFixtureなどと呼ぶもので、各部が正確な位置や角度になるように固定する治具です。
ボトムブラケット部とヘッドチューブを保持して、フレーム中心を真っ直ぐに揃えて直立させています。
治具の中心とヘッドチューブの中心が揃うように取り付けた金具です。ヘッドチューブは旋盤で削り出した円錐状の部品で上下から挟むことで中心を出しています。
ボトムブラケット部はボトムブラケットの内径に合わせて旋盤で削り出した部品で左右から挟みます。
これらの部品を保持する部品は鋼材を溶接して作っています。
早速この治具を使ってリアアクスルが適正な位置にくるようにチェーンステイとシートステイを微調整しながら仮組みしました。
本来ならもっと剛性の高い治具が必要です。上野原に工房を引っ越したら頑丈なものを作る予定です。
フレーム自体の制作には必要はありませんが溶接機はこのような治具を作る時に活躍するので、安価なものでも良いので持っていると良いです。旋盤とフライス盤は必須です。自分でやってみるとわかることですが金属部品を外注すると高いです。なるべく内製します。